Edinburgh 城

　エディンバラ（Edinburgh）の街を見下ろす高台に建設された。1076年建設の聖マーガレット（St Margaret’s Chapel）教会以外は後世の建築。

　王の居住城だが、城の攻防戦では簡単に落城している。

　1174年、ウィリアム・ザ・ライオン（William the Lion）がイングランドに負け、城は占領された。

　1291年、エドワード1世は、スコットランド王から臣下の礼を受けるために城を訪問。その後1296年にはイングランドとスコットランドが戦闘状態に入り、エドワード1世は8日で城を陥落させた。

　1312年には、スコットランドのモーレイ（Moray）軍が30人で西面を登り、城を取り返し、ロバート・ブルース（Robert Bruce）は教会以外を破壊させた。デヴィッド2世の時には防備不十分で再びイングランド軍の攻撃で落城し、この時にはイングランド軍は長期滞在予定で城を強化し、庭から厩まで造っている。

　内乱（Civil War)時代の1650年にはクロムウェル（Cromwell）は3ヶ月間大砲で攻めて落城させた。1689年にはジェイムズ2世はオレンジ公（Orange William）の攻撃に対抗させたが、降伏している。

　なお、ジェイムズ6世がイングランド王になった後は、チャールズ2世が短期滞在したほか、ジョージ4世までイングランド王が訪問したことがなかった。

　この城の魅力は、古さより、その時々の破壊と建設の繰り返しの妙技を見るところにある。

　ちなみに8月1日には、城内で音楽祭があるので、多くの観光客で賑わう。

Edinburgh城内部の写真 → https://maps.google.co.jp/maps

Edinburgh 城近くの町：

　　西北西に約70kmのスターリング (Stirling) 情報