Helmsley 城

　ロバート・デ・ルース（Robert de Roos)が12世紀末にライ（Rye)川に沿って建設したとされる。近隣に存在するリーヴォー（Rievaulx)修道院の創始者だったウォルター・レスペック（Walter ｌ‘Espec)の建設との説もある。ルース家は16世紀までこの地を支配していた。ワーク（Wark)城参照。

城は二重の濠に囲まれ、四隅のうち三隅には円形の塔が建ち、北には二本並んだ半円形の塔が城門を構成していた。東のひと際大きなD字型の塔は天守（Keep)と呼べる大きさで、イングランドでD字型の天守はこの城にしか認められない。

　ロバートの次のウィリアム（William)の代に、北の塔の外側にゲイトハウス（Gatehouse)を建設し、南西の塔の外に、外門（Barbican)を建設している。

　これらの構造は内乱（Civil-War)時代に、徹底的に破壊され、現在では全て廃墟となっているが、13世紀初頭の城建設の変革期に当たる時期の特徴をよく示している。

Helmsley

ヘルムズレイ(Helmsley) 情報

　ヘルムズレイ(Helmsley) は、北ヨークムーア(North York Moors) への南の玄関口の町として、観光客をひきつける魅力的な町である。

　ヘルムズレイの案内サイト

　THIS IS HELMSLEY (http://www.thisishelmsley.co.uk/)

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