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Aydon 城

Aydon Castle Floor Plan — 平面図

　1296年にサフォーク（Suffolk)州の豪商ロバート・デ・レイムズ（Robert de Reymes）が領地を購入して館を築いたが、スコットランドの侵入に絶えかね、7年後には館を要塞化する。それでも1315年にはスコットランドからの侵入者に略奪され、また自身も捕らわれの身となっている。

　庭を囲む石垣は今では一部しか残っていないが、そもそもが、戦闘用に造られた城ではなく、天守のようなものはない。

　当初の館を徐々に拡大して、一棟の建物から回廊状に建物を増設して行くことで中庭を確保している。更に外階段からの出入りを容易にすることに連れて大広間が拡張され、今まで1階にあった調理場を充実させて2階に移し、遂には食料の貯蔵庫までも増設させていく等、居住する館としての体裁を徐々に整えて行ったことが良く判る。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　

　建築材の変化は外積みの石からも判り、天井の造りから内装の充実化等、建物の変遷が判りやすく理解でき、正に中世の建築史を解説した教科書のような建物。

　城の変遷に関する説明も行き届いている。

Corbridge

コーブリッジ (Corbridge) 情報

　アイドン城はコーブリッジ (Corbridge)の町を出てすぐです。

コーブリッジは、東方、約20km先にあるニューカッスルアポンタイン (Newcastle-upon-Tine) のような大きな地方都市と違い、都会の喧騒から離れた趣のある小さな町です。

　イングランド北部の古城巡りの起点として最適な場所にあります。

周辺の情報：

　ハドリアヌス帝の長城 (Hadrian's Wall) が近くに在り、観光客も多く訪れています。

また、隣り町のヘキサム (Hexham) 郊外には、1464年5月15日にエドワード4世の第一の家臣モンタギュー(Montagu)侯と、ランカスター家に与する第3代サマセット(Somerset)公とが戦闘に及び、サマセット公が戦死した、古戦場があります。（薔薇戦争の戦場の一つです）

ハドリアヌス帝の長城 (Hadrian's Wall)

ハドリアヌス帝の長城 (Hadrian's Wall)

　ローマ帝国の版図が最大となった頃に作られた長城。詳細はWikipedia参照

　長城に作られた、ヴィンドランダ要塞も必見(リンク先に記載の"Writing Tablets"は iPadではなくて「木片」)。

ヴィンドランダ要塞については、以下参照

　こちら→「motocchioの食いしん坊日記 - ハドリアヌスの防壁(4) ：ヴィンドランダ要塞」

　こちらも→「nozawa22 - ローマ帝国の衰亡に学べ Ⅰ」

宿：ホテル「The Hayes」コーブリッジのツーリスト・インフォメーション[i] で紹介されました。

　　　住所：Newcastle Road, Corbridge, Northumberland, NE45 5LP

　　　Tel : 01434 632010

　　Hexhamより小さな町なので、町中に宿泊施設が多いわけではありません。コーブリッジに泊る場合には事前の予約がお勧めです。予約はこちら→http://www.hotels.uk.com/details/3512/Hayes%20Guest%20House.htm#show_bookings

The Hayes

　コーブリッジ中心部から約700mほど離れた所に在り、広大(2.8ha)な敷地に建つホテルです。

部屋からの見晴らしは最高。早朝の散歩もお勧めです。

"with splendid countryside views southwards" とのこと(The Hayesのサイトより)

B&Bとセルフケータリングあり。

料金はこちら→

http://www.hayes-corbridge.co.uk/enquiries.htm

コーブリッジ (Corbridge) 近くのその他の城：

　バイウェル(Bywell)城、プルードホー(Prudhoe)城、ベルセイ(Belsay)城、ダラム(Durham)城、ブランセペス(Brancepeth)城